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【健康豆知識】女性だけじゃない。なぜカンジダ症が起こるのか?

 女性だけじゃない。なぜカンジダ症が起こるのか?

 誰にでも起こる症状にカンジダ症がありますが、これはカンジダ菌というカビが引き起こすもので、抗生物質を長期間飲み続けたり、何か重い病気で体の抵抗力が極端に弱まったりした時などに表れます。
 カンジダ菌はカンジダ・アルビカンスという真菌です。カンジダ菌の感染症がカンジダ症で、口腔や食道などの消化器官や粘膜から侵入していって、そこから全身に回るので、全身性の感染症といわれています。
 白い苔のようなものが口の中(特に舌)にある場合はカンジダ感染を疑ってください。目がしばしばする、目が疲れやすい、目を閉じると楽な場合もそうです。ほかにも粘膜が非常に多い組織である肺に多いのと、脳と骨、性器もカンジダ菌に狙われます。性器の部分に激しいかゆみやカッテージチーズ状のおりものがあった場合や、慢性疲労、貧血、低血糖症だったりするとカンジダ菌の感染を疑ってください。手や皮膚に感染すると爪が黄色くなったりもします。
 先進国の女性の約75%が一生のうち少なくとも一度は膣カンジダ症に感染するそうです(医学雑誌『ランセット 2007/6/9』)。これも消化器官を住み家として全身に広がったと考えたほうがいいようです
 カンジダ症の主な原因は「免疫力の低下、抗生物質の投与、精製糖質の摂取(菌の餌になる)、避妊薬の服用」などで、体が弱っているときです。カンジダ菌は普段はおとなしい酵母の状態にいますが、体調の悪化とともに消化器官環境が弱酸性からアルカリ環境になることで、菌糸の状態へと変わり、糸のような突起が組織や粘膜に侵入し、有害物質を全身に放出し始めます。また、たとえ弱酸性の環境下でもカンジダ酵母自体がアンモニアを分泌するため、徐々にその場をアルカリ環境へと変えてしまいます。グルコース(ブドウ糖)が酵母の形態から菌糸へと変化させ、ショ糖(砂糖)が菌の餌となって増殖させてしまいます。
 カンジダ菌の毒素にはアラビノースや酒石酸、シュウ酸があり、そのうえ水銀を蓄積し、体から鉄分を奪います。
 抗真菌薬にはいろいろあり、これらは病院で処方してもらうことになりますが、カンジダ治療中の食材としてココナッツオイルがお薦めです。カンジダ菌を分解する酵素としてセミラーゼ等がありますが、天然の抗カンジダ作用(殺菌作用)のある中鎖脂肪酸(MTC)がココナッツオイルには入っています。 カンジダ菌はココナッツオイルに非常に弱く、 海外では治療のために使っています(血中のブドウ糖量が少ない空腹時に服用するのがお勧め)。ココナッツオイルにはカンジダに対して抗真菌薬ケトコナゾールに匹敵するほど抗真菌活性を示したとの臨床報告があります(Scientifical/Cairo.2016))。治療中の方は医師や専門のカウンセラーに相談する必要はありますが、お試しの価値ありです。また乳酸菌も腸内環境を改善することで殺菌効果が出てきます。

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